
脳ドック(MRI)・その他検査
脳ドック(MRI)・その他検査
脳ドックとは、頭部MRI・MRAなどを用いて、脳の病気の診断あるいは早期発見を目的に行われる健康診断の一種です。一般的な人間ドックには脳の検査は含まれていないため、脳を調べるためには脳ドックが必要です。脳ドックでは下記のような病気や異常が見つかることがあります。それらを早期に発見すれば、例えば脳卒中を未然に防ぐために生活習慣を改善するなど適切な対応をとることができます。一方で病気や異常が見つからない場合は安心できますし、現状を評価しておくことにより、数年後に再検査を受けた時に経年変化を見る(脳の老化が進行していないかなどを比較する)ことができます。
*当院の脳ドックでは頚動脈エコー検査は行っておらず、頚動脈MRAで頚動脈狭窄症の評価を行っています。
MRI(磁気共鳴画像診断:Magnetic Resonance Imaging)は、強力な磁石と電波を用いて体内の臓器や血管などの断層画像を描出する検査で、様々な病巣を発見することができ、病気の早期発見・診断に有効とされています。
検査は仰向けに寝て、トンネルのような筒の中に入って受けていただきます。検査時間は部位により異なりますが5~30分程度です。ラジオと同じような電波と磁石による磁場が体内の水素原子のみを共鳴させ、その様子を断層画像化することで体内の水分や血流の状態を詳細に確認することができます。
X線を使わず磁場を利用しているため被ばくの心配がなく、人体への悪影響や痛みなどの苦痛もありません。妊娠中の方でも安定期であれば検査を受けていただくことができます。血管や脳、脊椎、四肢、関節などの状態の把握に有用で、とくに頭部では脳血管の状態や腫瘍の有無、脳組織の萎縮を調べるために欠かせない検査となっています。
ただし、MRI検査では磁力に金属が反応するため、体内に金属(ペースメーカー、金属製の義歯、微量の金属を含む刺青など)がある場合には検査ができないことがあります。また、機械のトンネル内は狭く閉所恐怖症の方は工夫が必要なこともあります。そのため、事前の確認やご相談が不可欠です。
頭部MRIは脳の断面を詳細に映し出し、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍、眼窩内腫瘍、脳組織の萎縮、脳外傷などを検出します。
MRIとMRAは検査装置や方法は同じですが、撮影した画像の処理方法が異なります。MRAは、磁場による血流の信号の画像化によって、血管の状態を詳しく描出できます。脳動脈瘤や脳動脈の狭窄・閉塞、脳血管奇形などが検出できます。くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤のスクリーニング検査として有用で、破裂する前にクリッピング手術やカテーテル治療を行うことで、重篤なくも膜下出血の予防が可能になります。
頚部MRAは頸部(くび部分)の血管の状態を調べる検査です。頚部には脳へ血液を送る動脈が通常4本(左右の頚動脈と椎骨動脈)通っています。それらが動脈硬化などで細くなると脳梗塞を起こすおそれがあるため、それらの動脈や動脈分岐部の状態を確認することが重要です。
脳腫瘍などの精密検査として造影MRIがあります。点滴から造影剤を注射してMRIを撮影するもので、脳腫瘍や特殊な血管病変を鮮明にうつし出すことができます。
当院では、高性能1.5T(テスラ)のMRIを完備しています。これにより、MRI、MRA、VSRAD(ブイエスラド:認知症分析)などの検査を行い、その日のうちに結果をご説明しています。
下記の内容に当てはまる方は受診いただけない場合があります。事前にご相談ください。
CT(コンピューター断層撮影:Computed Tomography)は、X線を利用して体の断面を画像化し、血管や臓器、骨の情報を得る検査です。頭蓋骨の状態も鮮明に描出することができます。検査時間は30秒程度です。打撲などの外傷や急性期病変(とくに脳出血)を疑う場合には短時間で結果がわかるCT検査が有用です。
頭部CT検査は、装置の円筒形の部分に頭を入れて受けていただきます。円筒から頭の周りを一周するようにX線が照射され、頭の中を輪切りにしたような断面画像が得られます。頭蓋骨骨折や外傷性頭蓋内出血の有無、脳出血、くも膜下出血などを迅速に診断することが可能です。
当院では16列マルチスライスCTを導入しており、短時間かつ高画質で頭部全体を撮影しています。
下記の内容に当てはまる方は受診いただけない場合があります。事前にご相談ください。
頭部MRI・MRA+頚部MRA |
22,000円(税込) *血液検査や心電図などを追加する場合は別途料金がかかります |
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