頭痛外来|ひろせ脳神経外科・頭痛クリニック|長崎県佐世保市湊町|佐世保中央駅徒歩5分

〒857-0055 長崎県佐世保市湊町4-13 3F
0956-59-6683
初診WEB予約
ヘッダー画像

頭痛外来

頭痛外来|ひろせ脳神経外科・頭痛クリニック|長崎県佐世保市湊町|佐世保中央駅徒歩5分

頭痛

頭痛は、脳腫瘍、髄膜炎や脳炎、脳卒中など脳の病気の症状として出てくる頭痛(症候性頭痛、二次性頭痛)と、他に病気が隠れているのではなく、頭痛(発作)を繰り返す(持続する)ことが問題である慢性頭痛症(一次性頭痛)に分けられます。一次性頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。頭痛が生じた場合、まずは頭部MRIあるいはCT検査を行い危険な頭痛(二次性頭痛)かそうでないかを区別することが大切です。頭痛は難治性の場合もあり全ての患者さんの痛みを完全になくすことは困難ですが、生活改善・使用可能な治療薬・治療法を駆使して、頭痛による日常生活・仕事・家事・学業などへの悪影響を最小限にする努力を医師である私と患者さん御自身が共同作業で進めていく必要があります。

片頭痛

片頭痛の名前は頭の片側が痛むことに由来します。一次性頭痛(頭痛もちの頭痛)の代表格で、頭痛外来を受診されるかたの半数以上は片頭痛という統計が出ています。典型的には頭の片方がズキズキ脈打つように痛みますが、両方が痛むかたもたくさんおられます。女性に多いという特徴があります。「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」に分類されており、前兆は、頭痛より前に起こる症状で、キラキラと何かがみえる、ギザギザの光がみえるなど、視覚性のものなどがあります。多くの場合、60分以内に前兆が終わり、続いて頭痛が始まります。激しい痛みであり、吐き気がして、吐いてしまう人もいます。前かがみの姿勢や、階段の昇降といった日常的な動作で頭痛が増強するのも特徴です。多くのかたは、光や音に敏感になって、発作中は部屋を暗くして、TVやラジオも消して寝ている状態になります。頭痛発作は通常4~72時間程度で症状が消え、そのあとは普段と変わりなく過ごすことができます。
片頭痛の治療はこの数年で劇的に進歩しています!予防の注射薬(CGRP関連抗体薬)が登場し片頭痛が起こらないように、あるいは発作回数を減らすことができる時代になっています。また、内服薬による急性期治療や予防治療も進歩しています。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は頭全体が締め付けられるような痛みが続く頭痛です。片頭痛のように日常動作で悪化することは稀です。主な原因は身体的・精神的ストレスによる頭頚部の筋肉の緊張と考えられています。例えば、姿勢の悪い状態でデスクワークなどを長時間続けると、頭を支えている首や肩の筋肉に大きな負担がかかり、後頭部の筋肉も緊張し、血流が悪くなり、頭痛が起こってきます。また精神的なストレスは自律神経に影響して、頭痛の誘因になります。生活習慣として普段から正しい姿勢を保つこと、長時間同じ姿勢をとり続けないこと、なるべくストレスをためないことなどが大切です。運動や入浴、リラクゼーションが治療の基本となります。運動療法の基本は全身の筋肉をバランスよく動かすことです。首や肩がこっているからといって、首や肩だけ動かしていても頭痛は良くなりません。セルフケアで頭痛が改善されない場合は、薬物療法が行われます。鎮痛薬は上手く活用することが大切で長時間のデスクワークなどにより比較的急性に起こった緊張型頭痛で数日の内服で軽快するような場合にはとても良いと思いますが、すでに慢性化しているかたの場合のみ始めると毎日それに頼ってしまうようになり薬剤の使用過多による頭痛に発展してしまう危険があるためお勧めできません。慢性化してしまった緊張型頭痛に対しては、抗うつ薬や抗不安薬、筋弛緩薬が有効な場合があります。

群発頭痛

群発頭痛は左右どちらかの目の奥からこめかみにかけて、15分から3時間ほど続くじっとしていられない、もしくはのたうちまわるような激しい痛みが生じる頭痛です。片頭痛や緊張型頭痛に比べればかなり稀です。男性に多くみられます。頭痛は2日に1回〜1日に10回未満くらい起こり、夜間痛みで目が覚めることがあります。典型的には頭痛は1年のうち約1カ月間に集中して起こります(群発期)。発作時には頭痛が起こる同じ側に、目の充血や涙、鼻水、額の汗、顔の紅潮などの症状を伴います。また、飲酒により発作が誘発されることも特徴の一つです。治療に関しては群発期が来る前に予防薬の服用を開始することが大切です。頭痛発作時の頓挫薬としてスマトリプタンの在宅自己注射を行うことも可能になりましたが、スマトリプタンの点鼻剤(保険適応外)でも効果が得られることが多く、またスマトリプタン以外のトリプタン製剤の錠剤や口腔内崩壊錠(速容錠)でも効果が得られることもあります。発作期間中は睡眠時間を十分に確保する、アルコール摂取や喫煙を控えるなどの生活習慣の改善により、連日の頭痛発作はその頻度や程度が徐々に軽減してゆきます。

薬剤の使用過多による頭痛

薬剤の使用過多による頭痛は、頭痛持ちの人が鎮痛薬などの薬を飲み続けているうちにやがて薬が効きにくくなって、薬を飲んでもいっこうに頭痛が良くならないという悪循環に陥った状態です。病院から処方された薬でも市販の薬でも起こる可能性があります。今まで効いていた頭痛薬が効かなくなったように感じる場合は要注意です。神経系が過敏になることで薬剤の使用過多による頭痛が起こると考えられています。つまり、脳の神経細胞が刺激されやすくなっており以前は痛いと感じなかったレベルの痛みでも痛いと感じるようになってしまった状態です。3カ月以上頭痛薬を服用している方が月に15日以上頭痛を起こした場合に診断されます。治療としてはまず頭痛ダイアリーに薬の種類や飲んだ回数などを記録し、飲み過ぎた薬を把握することから始まります。そしてそれらを中止または減量することです。飲み続けていた薬を突然中止すると、一時的な頭痛の悪化が起こる場合があります。このため断薬の際には頭痛予防薬を併用します。気付かぬうちに薬剤の使用過多による頭痛に陥ってしまわないよう、頭痛薬の使用は種類にもよりますが月に10日までにしましょう。